プレイエピソード『炎のインドエステ』


目次


プレイエピソード『炎のインドエステ』

参加人員

GM担当
 とよりん☆
炎燃恵担当
 ウォーレン大尉
水谷京代理
 ウォーレン大尉
木之葉聖美担当
 しゅぺる少尉
金本梨子担当
 時雨
土屋ひなげし担当
 とよりん☆

事の始まり

季節は……5月。
  五人とも、すでに何度か敵と戦っている訳で、それなりに打ち解けていると考えましょう。
  敵の怪人はすでに何人か倒しており、そこから、敵の組織の名前が「ネオ・雅」という暗黒(笑)術者集団であることは、五人とも知ってます。しかし、その真の目的などについては、関知するところではない、こういったところです。
  では、第一回オンラインプレイの始まり始まり〜☆ミ

GM
「というわけで、どういう訳かは聞かないで欲しいけど、 君達は放課後、とある喫茶店でだべってます。まー、受験を控えてブルー入ってる子もいるでしょうし、全く気にしてない脳天気なのもいるでしょう。周りは、同じ様な、学校帰りの女の子ばかりですねえ。ウェイトレスさんが注文取りに来てます。なんか注文したってください」
ひなげし
「あたしね……ウィンナーコーヒー。ねーねー、ウィンナー コーヒーってさぁ、ソーセージなんか入ってないよね?」
聖美
「(サクッと無視) うちは紅茶」
ひなげし
「入ってないの?」
聖美
「(サクっと無視)」
ひなげし
「ねーねー」
ウェイトレス
「ミルクとレモンがございますが」
聖美
「(不機嫌そうに) ミルク」
ウェイトレス
「ホットとコー……」
聖美
「(ブスっとしながら) ホット」
ウェイトレス
「えっと、他の方はぁ……」
梨子
「あっ、私も同じものをお願いします。どうもすいません」
ひなげし
「セ、セミちゃんが恐いよぉ」
燃恵
「アレじゃあないの」
梨子
「アレ……といいますと?」
「生理(ボソ)」
梨子
「あ、ああ。セミちゃん、そうなの?」
聖美
(知らん顔)
ひなげし
「あれっ?」
燃恵
「(大声で) だからアレは生理なのよっ!」
梨子
「(燃恵の口を手で塞ぎながら) 燃恵ちゃん、こっ、ここ はどこか……」

  すると周りの客がいっせいに振り返る。当たり前だ。しかし、梨子以外はみんな平然としている。その中でひなげしは何かに心を奪われるようにシートの横の大きなガラス窓から外を見つめている
ひなげし
「背広のオジサマがじょしこ〜せ〜におかね渡してるよぉ。 ほらぁ」
燃恵
「どれどれ……む、ほんとだ。公園に入っていった」
梨子
「あら、あんなに仲良さそうに、きっと親子なんでしょう」
「そんなわけないじゃん。見に行く……よね」

  燃恵と京は瞳を大きく開いて熱心に頷きあっている
燃恵
「ひなげしはどうする?」
ひなげし
「でも、さっき注文したばかりなのに……すぐ行っちゃう の?」
GM
「と、ここまでで、まず最初の分岐が出来ています。女子 高生にお金を手渡すおじさんと、女子高生。二人は『仲良さそうに』公園に入って行きました。 どうものぞきに行きたがってる人がいるようですね(笑)。行く、行かないは自由です」
ひなげし
「見に行くの? でも、さっき注文したばかりだよ?」
燃恵
「こんな面白そうなこと、見逃せないわよッ! サテンに はいつだって行ける!」
梨子
「じゃあ、決定ですね」
聖美
「(ぶっす〜)」

  公園に入っていくおじさんと女子高生。好奇心その他をそそられたひなげし達は引き寄せられるように公園へと入ってゆく。
燃恵
「あっれぇ、誰もいないわ。おかしいな」
梨子
「ほんとにいないですねぇ」
ひなげし
「ね、戻ろうよ、ね」
燃恵
「ダメ。絶対見るの!」
梨子
「み、見るって何を……」
燃恵
「決まってるじゃない、アレよ、アレ」
梨子
「アレ……ですか?」
「(ドキューン)」
ひなげし
「み、京ちゃんんん!」
聖美
(ぶすぅ)
燃恵
「しぃっ!」

  遠くで背の低い草が音を立てて揺れる。断続的に続くその音は何かを物語っているようだ。
燃恵
(あそこにいるみたいね)
ひなげし
(そ……そうみたい)
梨子
(ど、どうするんですか!?)
燃恵
(ここからじゃ何も見えないわ。近づくわよ)

  足音を立てないように、小枝を踏まないように、ひなげし達は細心の注意を払って音のするほうへ前進する。もうすぐだ。けれども聖美は一人公園の真ん中で突っ立っている。
ひなげし
(聖美ちゃん、どうする?)
燃恵
(ほっときなさいよ、しかたないわ)
(はやくはやく)
梨子
(ひなちゃん、あぶな……)
ひなげし
「あっ!!(木の根っこに足を引っ掛ける 勢いで草むらの 中へ転がっていった、草が揺れているところへ)」
燃恵
「ひなげしっ!」
梨子
「ひなちゃん!」
ひなげし
「い、いてて あ、大丈夫だよあたし」
燃恵
「それよりもっ……えっ誰もいないっ!?」
ひなげし
「そ、それよりも……それってあんまりなの(T_T)」
燃恵
「はいはい、後で心配したげるから。どーゆーことなの? ちゃんとここでがさごそしてるの見たんだから」
梨子
「見てはいないでしょう。がさごそっていう音を聞いた、 の間違いでしょ」
燃恵
「……(無視)。おっかしぃなあ?」
ひなげし
「とーめー人間かも知れないね」
燃恵
「はぁ? ンな訳ないでしょ!」
ひなげし
「だから……用を済ませて、姿を消して……」
「なるほど(ぽん)。ひなちゃんあったまいい!」
ひなげし
「でしょでしょ?」
燃恵
「好きにしてて(汗)」
「それとも、四次元ポケットに入っちゃったのかも知れな いなぁ。昔、ドラえもん大百科に、ドラえもんが四次元ポケットに入ったらどうなるか、って言うのがあって、なかなか面白かったの」
ひなげし
「京ちゃん物知りぃ☆」
梨子
「この二人はほっといて、状況を推測しましょう」
燃恵
「推測だけならさっきから二人がやってるわよ(汗)」
梨子
「あれは妄想してるって言うんです」

事件発生!!

GM
「というわけで、各人、推測してみてください」
燃恵
「うーん……やっぱりまともな線で、誘拐……じゃないか しら」
梨子
「どこがまともなのかしら……」
燃恵
「どーしてよ! 『さぁ、おじょうちゃん、お菓子あげる からおぢさんと一所に行こう』っての、有名じゃない!」
梨子
「それはいくらなんでも違うと思いますけれど」
燃恵
「もしも誘拐だとしたら……はっ!(梨子を引っ張って反 対側の出口から公園を飛び出る)」

  2人の目には、近づいてくる2人から逃げるかのように急発進したメルセデスベンツ500SEが映った。
梨子
「そ……んな」
ひなげし
「……なんだったの?」
燃恵
「……誘拐? まさかねえ……ははは……」
聖美
「たぶん誘拐(ぶすっ)」
梨子
「……で、どうしましょう?」
「どうしようですの」
燃恵
「どうしようもこうしようも、はいそうですかで終わらせ るわけにはいかないのよっ」
梨子
「は、はい、そうですね」
ひなげし
「じゃあ、追いかける?」
「車はもう見えないよ」
ひなげし
「そ、そうだね」
燃恵
「ナンバープレート確認した者はっ!?」
一同
「(黙りこくって目を見合わせる)」
梨子
「す、すみません、目が悪いもので」
ひなげし
「そんなこと思い付かなかったよぉ」
燃恵
「ったくもぉ……どうしようもないわね、あんたらわっ!」
「燃恵ちゃんは見たのね」
燃恵
「当ったり前っ! ……のように忘れた」

  ちゅどーん
燃恵
「ナンバープレートはもういいわ。公園内を捜索よ」
一同
「は〜い」

誘拐犯の手がかりを探せ!!

燃恵と梨子は芝生の上を見回している

ひなげし
「あぁ、発見」
梨子
「えぇ、何、何?」
ひなげし
「ででぇーん、ほらぱんちぃでーす」
梨子
「うぅ(頭を抱える)」
ひなげし
「どうしたの? 、ほれ、ほれ」
燃恵
「ひなちゃん、それってあんまり関係ないと思うの」
ひなげし
「どうして、これはやはりやってたってことじゃ……」
「ひなちゃん、えらい」
梨子
「うぅ、でもね、ひなちゃん。そのぱんちぃて随分前から 落ちてたみたいだけど」
ひなげし
「うーん、そうかな、そう言えばちょっと冷たすぎるかな」
燃恵
「それにそんな黒いのあんな子ははかないと思うし」
梨子
「そう、そう」
ひなげし
「なぁーんだ、つまんないの」
梨子
「いえね、そんなことを話してるんじゃなくて」
「きゃん」
燃恵
「疲れたからちょっと座ろっかなぁって思ったら、ここな んか焦げたみたいになってるの」
ひなげし
「ほんとうだ、30せんちぐらいかな、何焼いたんだろうか な」
梨子
「でも、これってついさっきって感じ」
燃恵
「じゃあ、これが何か関係あるのかな」
梨子
「関係あるのかな……って、お焦げは燃恵ちゃんの専門で しょ」
燃恵
「どーゆーことよそれ! もしかして、あたしがこの前焦 がしたクッキーのこと、まだ根に持ってるの?」
梨子
「え、いえ、そういう訳では……ただ、焦げると言う事は、 炎に関係することではないかと思って、燃恵ちゃんに聞いただけなんだけど……そんなに気にしてたの? 例のクッキーのこと……」
燃恵
「(墓穴掘った……) え、あ、いや、そういう訳じゃ……」
ひなげし
「燃恵ちゃんに繊細なことをさせようとすること自体に問 題があるのよね」
燃恵
「あ・ん・た・は、黙ってなさい!」
ひなげし
「にゃぁ……」
燃恵
「ふ〜ん……これはかなりのエネルギーで瞬間的に燃えた もののようね。でも、燃えたっていうのとはちょっと違うわよ。単なる酸素消費じゃないわ。その証拠に煙がまったく上がってないでしょ」
梨子
「そういわれれば……」
ひなげし
「ねぇねぇ、これ、ぜんぜん熱くないよぉ」
「わ、ホントだ。おもしろ〜い」
梨子
「あ、あの……」
燃恵
「可哀想だからほっといてあげなさい」
梨子
「は、はぁ(汗)」
燃恵
「私にもこれ以上はわからないわ。こういうのはセミに聞 いた方がいいんじゃないの。草むらの中だし」
ひなげし
「じゃあセミちゃん呼ばないとぉ」
「セミちゃぁぁぁん!!」

  (京の声がこだまする。しばらくして)
聖美
「はい……」
一同
「どわぁぁぁぁぁ!」
梨子
「いきなし後ろから……」
燃恵
「それはいいとして、これ、説明してよ」
ひなげし
「おーい」
聖美
「転移の術……」
梨子
「え……なんていったの?」
聖美
「て・ん・い・の・じ・ゅ・つ……」

  (聖美は黒いぱんちぃを差しながら言う)
ひなげし
「聖美ちゃん、ぱぱぱんちぃがどうかしたの?」
聖美
「触媒……」

  (一同はしばし考えて理解に達したようだ)
梨子
「ちょっと待ってください、それじゃあ」
燃恵
「そう! あのメルセデスは一体何だったのよ?」
聖美
(首をふりふり。わからないらしい)
ひなげし
「え〜、どしたのどしたのぉ?」
燃恵
「あんたは黙ってなさい!」
ひなげし
「ふぇぇぇん」
「おとり……ってことも考えられるよ、どちらかがね」
梨子
「けれど、かかる手間から考えると」
燃恵
「そう! メルセデスがおとりね」
「おそらく」
聖美
(首を縦に大きくふる。肯定しているらしい)
梨子
「もしメルセデスを追いかけてたら」
燃恵
「罠だったかもしれないってことね」
「燃恵ちゃんが忘れたのは計算ずくだってことなんだ」

  一同大ウケ
梨子
「でも、待ってください。今までのことを総合すると彼女 を連れ去った犯人はベンツを持つまたは借りることができる人で、転移の術を使える人ってことですよね」
燃恵
「そうよね、ということは誘拐犯はお金持ちの可能性が高 いわ。それに転移の術の触媒に黒いぱんちぃを使うところから……犯人は変態ね」
「そっ、それはそうでしょうけど」
ひなげし
「でも、ただ黒いぱんちぃが好きな男の人かも……」
燃恵
「そういうのを変態って言うのよ」
ひなげし
「燃恵ちゃん、いじわるぅ」
燃恵
「(ひなげしのほっぺをつねりながら)いじわるじゃないの」
ひなげし
「ふぇっ……ひぃ〜らいろ(痛ぁ〜いの(T_T))」
聖美
「あんたたち、遊んでる場合じゃないでしょ」
燃恵
「そうね、さてどうしましょう」
梨子
「そういえば、連れさられた女の子はいったい誰だったん でしょうか」
燃恵
「あの制服は私たちと同じでしょ。調べるとわかるかも」
ひなげし
「そーいやあの娘、おっきなリボン付けてたよねぇ……ア レってよく考えたらうちの制服じゃな〜い? 燃恵ちゃん」
燃恵
「……サッサとそれを言わんかいな(^^;」
梨子
「ですが、燃恵ちゃんとかと同じ学校の人だって解ったと ころで、それが何の役に立つんでしょうか……」
燃恵
「……まぁそりゃそうよね。セントマリアンナの生徒って 言ったって、山ほどいるもんねぇ」
梨子
「こまりましたね」
聖実
「話しが……」
燃恵
「完全に……」
梨子
「行き……」
「詰まった……」
ひなげし
「あーっ!」
一同
「?」
ひなげし
「うふふふふ」
燃恵
「なによ、気持ちの悪い!」
ひなげし
「これ、なーんだ」
梨子
「テレホンカードですか?」
「真面目な顔でギャグを言わない……定期でしょうに」
燃恵
「こりゃたしかに定期だわ……名前は……『新井未来(あ らい・みき)』だってさ」
「この未来ちゃんがさらわれたってわけ?」
梨子
「正確には転移したと推測されるだけで、誘拐とはまだ解 っておりませんが。双方合意のもとの転移であれば、ただの移動であって誘拐ではありませんからね」
燃恵
「ゆ・う・か・い・だ・っ・て・ば! 誘拐じゃなかった ら、何の為に注文すっぽかしてサテンをでてきたか分からないじゃない!」
「たしかに、そりゃ言えるわね」
燃恵
「で、このミキちゃんとやらに心当たりがある人!」
聖実
「……燃恵ちゃんが知らなかったら、ひなげしちゃんしか 知らないんじゃ? さすがに私は、他の学校の人のことまでは……」
ひなげし
「しーらないよ」

  一同、頭を抱える
梨子
「(気を取り直して)とにかく皆さん、新井 未来について 調べてみましょう。何かわかるかもしれないですし」
燃恵
「そうだよね、そうそう(ちょとやる気復活)」
ひなげし
「えー、どうすることになったの?」
燃恵
「あなたはぁ、ちょっとは話しを聞きなさい」
ひなげし
「なによ、聞いてるもん」
燃恵
「ほー、じゃ今の話し言ってごらん」
梨子
「あのぉー」
ひなげし
「うぅ」
燃恵
「ほら、言えないじゃないのよ」
梨子
「あのぉー」
ひなげし
「そっ、そんなに言わなくてもいいじゃないいよ」
燃恵
「なによ、文句有るの」
ひなげし
「うぅ、別に……」
燃恵
「そう、それならいいけど」
梨子
「あのぉ、とにかく未来さんの事を調べにいきましょう」
ひなげし
「どこに」
燃恵
「あなたの学校へよ、あなたの学校」
ひなげし
「なんだ、そうなんだ」
燃恵
「えーい、さっさと学校に連れて行きなさい」

学校にて

しゅい〜ん!! ……ってわけで、ソイル一座は聖マリアンナ女学院に到着。事務員のお兄様に懇ろしてみるわけですな。

ひなげし
「あ、お兄様こんにちわっ!!」
事務のお兄様
「こんにちわ、ひなちゃん。どうしたのかな?」
ひなげし
「あのね、女の子がね、男の人に……いや、その女の子は 聖マリアンナの子でね、だからね……」
燃恵
「どけぃ!! いつまでたっても話が終わらんわい!!」
事務のお兄様
「これはこれは炎君」
燃恵
「『炎様』ってお呼びっ!! んなことはどうでもいいの。 新井未来(あらい・みき)って娘について教えてほしいんだ」
梨子
「緊急事態なんです、お願いします」
事務のお兄様
「ふんふん、あらいみきねぇ……(きらっと眼鏡の縁が光 る、と同時に意味ありげに口の端がニヤリ)」
ひなげし
「こ、恐いですぅ」
「こういうのは『あ、アブナイですぅ』っていうのよ」

  おいおい
燃恵
「で、その意味ありげな笑いはなんなんだい?」
事務のお兄様
「いやいや、ついさっきね、その子から SOSが発信された んだよ」
聖美
「え、二酸化硫黄?」
一同
(しーん……)
聖美
「あらぁ、みんな化学勉強してないからわかんないのねぇ」

  そういう問題ではないぞ。
梨子
「SOS って……救難信号のことですよね」
事務のお兄様
「そのと〜り」
燃恵
「でもどうやって?」
事務のお兄様
「ふふふ(再びニヤリ)」
「『か弱き少女の味方だから』なんて歯の浮くセリフ考え てんじゃないでしょうね」
事務のお兄様
「ふふふ……ふふふ(冷や汗)」
ひなげし
「そんな貴方はもしかして!?」
燃恵
「神社」
事務のお兄様
「まぁ待てっ!! みなまでいうな、そう、私が……」
神社仮面
「神社カッメ〜〜〜〜〜ン!!」
聖美
「ねぇ、その気の抜けるのどうにかならない?」
「ホントに馬鹿よね」
燃恵
「あれじゃあただの変態だわ」
梨子
「な、何もそこまで言わなくても……まぁ、そうだけど」
神社仮面
(泣く)
ひなげし
「み、みんなどうしてそんなこというのよ〜」
神社仮面
「わかってくれるのは君だけだぁ」
聖美
「で、その SOSについて詳しく教えてよ」
神社仮面
「よかろう(えっへん)。ここではなんだ、例の秘密基地へ 行こうじゃないか」

  というわけで、五竜神社の地下を抜けやってきました秘密基地。
燃恵
「しかし、この秘密基地、板張りなのはなんでなの」
神社仮面
「燃恵ちゃん、それは精神面を考えてだね、落ち着きのあ る雰囲気を……」
「はい、はい、変態はあっち行く」
神社仮面
「京ちゃん、君ね。ちょっとそこに座りなさい。お兄さん が説教してあげよう」
「いいわよ、私に意見しようなんて、思い知らせてあげる」
神社仮面
「うぅ、きょ、今日の所はこれぐらいで……」
梨子
「まだ、説教始まっていませんけど」
神社仮面
「うぅ、みんなで僕をいじめてるな、そんなことすると……」
ひなげし
「そんなことすると?」
神社仮面
「そんなことすると……」
聖美
「そんなことすると?」
神社仮面
「そんなことすると……、泣くぞ」
一同
「泣けぇ!!」
神社仮面
「……ふぅ、みんな楽しいディスカッションはおしまいだ。 僕たちにはやらなければならないことが……」
燃恵
「なら、さっさとやらんかい!」
神社仮面
「……、燃恵ちゃん、あんまり叫ぶとしわが増えるよ」
燃恵
「私、しわなんかないから増えないもん」
ひなげし
「でも、目尻の所に……」
燃恵
「(ひなげしのほっぺを引っ張りながら)ひなぁぁあ」
ひなげし
「ごっ、ごみんなちゃい」
梨子
「あのぉ、みなさん、そろそろお仕事の方を……」
ひなげし
「ごみんちぇばぁ」
燃恵
「うりうり」
聖美
「どうせなら、上の方に引っ張ってあげれば美顔になるよ」
「そうなの? 帰ったらためしてみよっと」
梨子
「皆さん、お仕事ぉ」

  数分後
神社仮面
「……というわけだ。みんなわかったかね」
梨子
「ようはそのインドエステが怪しいってことですね」
神社仮面
「うむ、どうやら学生救急ホットラインによるとそうらし いね」
燃恵
「でも、インドエステと瞬間転移ってどんな関係が……」
「それは行って見ればわかるんじゃないの」
ひなげし
「うん、いってみようよ」
神社仮面
「では、みんながんばってくれ」
燃恵
「あんたは来ないの」
神社仮面
「うむ、これから仕事にもどらないといけないのだ」
燃恵
「仕事って?」
神社仮面
「学校に戻って、焼いていた芋を食べないと……」
燃恵
「あ、そうだ……神社仮面、例のヤツはどこにあるの?」
梨子
「確かに……どうなったか気がかりなんですけど……」
ひなげし
「例のって、なーに?」
聖実
「あんたは良いから……」
神社仮面
「ふ……ふははははっ!」
「この人、危ないですのぉ」
神社仮面
「ふっ! このリモコンで、どこからでも飛んで来ようぞ!」
燃恵
「……何か、すっごく安物っぽいんだけど……」
神社仮面
「馬鹿者おっ! 私がわざわざ秋覇原まで出かけてパーツ を買いあさってつくったリモコンをけなすかぁっ?」
燃恵
「でも、これでほんとにアレが動くの?」
神社仮面
「地を裂き、空を掻き、稲妻の如く貴様らの力となろうぞ!」
梨子
「それだけの自信がおありになるということは……」
聖実
「動かなかったら覚悟は出来て(パキポキ)」
神社仮面
「私に不可能はないっっ! この天才メカニック兼謎の戦 闘員『神社仮面』に不可能などないと言ったらないのだぁっ」
ひなげし
「この前は私達の護身のお札暴走させたわよねぇ……」
神社仮面
「う……(^^;」
燃恵
「あたしのプロテクタが、とつぜん作動不良を起こしたの は……」
神社仮面
「ぐげっ……と、とにかく今度は大丈夫だ!」
梨子
「何か保証が欲しいんですけど……」
神社仮面
「仕方が無い……企業秘密だが見せてあげよう……来なさ い」

  神社仮面に連れられて、檜張りの部屋から鋼鉄の扉を一枚くぐる。その向こうにあるのは、各種電子機器とブラウン管が居並ぶ、セーラーソイル統合作戦指令室である。
ひなげし
「ふーん……しばらく見ないうちに奇麗になったわね」
神社仮面
「必要なものはあらかたあちらに搭載してしまったからな」
燃恵
「で、証拠ってな何の事?」

  神社仮面はひときわ大きなディスプレイに向かうと、キーを叩き始めた。
神社仮面
「どうだ?」

  神社仮面が実行キーを叩くと、ディスプレイに一隻の船が映し出された。
燃恵
「ああっ……おじいちゃんの設計図そのまま」
神社仮面
「どうだ? 完璧な再現だろう?」
梨子
「こ……これがあたし達の?」
神社仮面
「さよう……超時空戦闘母艦『菊水』だっ」
ひなげし
「……かっこ悪いよォ……名前」
聖実
「センスのかけらもないというか……」
燃恵
「なんかもっとかっこいい名前にしない?」
ひなげし
「超時空戦闘母艦『ひなげし』しかないよぉ〜」
一同
「ひ、ひなちゃん?」
ひなげし
「ねぇ……『ひなげし』にしようよぉ〜(T_T)」
燃恵
「断固却下ぁっ!」
神社仮面
「……可愛いじゃないかっ! 可愛いじゃないかっ! 超 時空戦闘母艦『ひなげし』に決定だぁっ!」
一同
「……(鉄拳制裁)」
神社仮面
「うおっ……と、とにかくだ、どうしようもない危機に陥 ったら、そのリモコンのスイッチをおすのだ。どこからでもコイツが駆けつけてくれるはずだ」
梨子
「ほんとにたよりになるんでしょうか……」
神社仮面
「……多分……あんまり信用しない方が良いかも知れない な。まぁ、いざって時の保険みたいなもんだ」
燃恵
「……頼りないったらありゃしないわ……みんな、こんな のほっといてさっさと行こっ!」
ひなげし
「そーね(にこにこ)……でも可愛い名前なのね(にこにこ)」
ひなげし以外
「(頭を抱える)」

  なんだかんだと文句を言いながらも、納得してしまうソイル一行。
神社仮面
「ふぅ、なんとかごまかしたぞ。危ない危ない、泣きが効 かぬほどに彼女達も成長したということか……成長といえば聖美ちゃんの胸が……(フェードアウト)」

  一方ソイル達は……
ひなげし
「ねぇねぇ、その『いんどえすて』ってどこにあるの?」
梨子
「さ、さぁ、どこなんでしょうか」
燃恵
「そんなの、このへんなら絶対一つくらいしかないわよ」
聖美
「タウンページで調べればハイおしまいってパターンよね」
「あ、あそこに図ったように電話ボックスが!」

  一同電話ボックスに入る。
燃恵
「えーっと、インドエステインドエステっと……」
聖美
「ね、ねぇ、なんかきつくない?」
燃恵
「何が?」
聖美
「何がって……こう、体が押し潰されるような」
燃恵
「そういえばそうね……ってなんで全員入ってんだ!」

  ベタベタですまん。
ひなげし
「う〜んう〜ん つぶれるよぉ〜」
梨子
「い、痛いです」
「快感……」
聖美
「おぬしらっ!」
燃恵
「あ、あったわよ!  『インドエステ・ャシ〜ポハマ』 だって!」
聖美
「ど〜して小さい『ャ』なの?  しかも『ー』でなくて 『〜』なところがなぜか嫌なものを感じるわね」
燃恵
「あ、これ、私の家の近くじゃない。最近できたのよ」
梨子
「で、それ一軒だけですか?」
燃恵
「実はね、他にもう二軒あるみたいなんだけど、なぜか黒 のマジックで塗り潰されてるのよね」
ひなげし
「あからさまにあやしいよぉそれ〜」
「でも行くしかなさそうね、誰かが呼んでるわ……」
一同
「えっ!?」
「とにかく、行きましょ」

  ソイル達は何者かの手によって行き着くべき場所へ導かれてゆく。一体誰が。様々な謎を残しつつ、緊迫のインドエステ潜入編へ!(笑)

炎のインドエステ編

燃恵
「ここがャシ〜ポハマ……って、なんて言いにくい名前!」
梨子
「じゃあ略してトライ@ルということにしましょう」
燃恵
「略になっとら〜ん!」

  二手に分かれて潜入捜査することになったらしい。
燃恵
「あたしとひなげしが入会希望の客のふり。あんたたちは その間にいろいろ調べてね」
聖美
「……了解」
「あたしも客のふりしたかったな〜」
梨子
「墓穴を自ら掘るのは避けるべきでしょう」
「ひなちゃんっ! 離れ離れになっても、あたしたちのア イは永遠に不滅よっ!(ひしっ)」
ひなげし
「ぎゅ〜(汗)」
受付嬢
「では、まずは当エステのコースを説明させていただきま す。まずはガンヂスコース。ガンヂス河の流れを再現した泥風呂でございます。これにつかればあなたの気になるお腹も、ほらぺったんこ!」
燃恵
「(泥は嫌)」
ひなげし
「(なんでヂ?)」
受付嬢
「次は牛コース。路上に寝そべる牛丸殿下のよーにごーろ ごろするコースでございます。インドの陽光を再現した遠赤外線ヒーターによって、みるみる発汗。自然なスタイルで自然なプロポーションがあなたの手にっ!」
燃恵
「(余計太るって)」
ひなげし
「(牛丸殿下って誰?)」
受付嬢
「さて、最後は当エステが誇る最新鋭のテクニック! バ ラモンの秘儀を学んだ超一流のテクニシャンがマンツーマンでマッサージ! どなたでもご希望の体型を得る事ができますの、おーっほほほ」
燃恵
「(うっさんくさー)」
ひなげし
「(これは信用できそう)」

  一方、残りの三人は?
「泥風呂って案外あなどれないのよ〜」
梨子
「でも、どろどろしてくさそうです」
聖美
「……面白そう」
「これが汚そうでホントに汚いんだけど(をい)、美容には いいんだって。お風呂屋さん歴300年の水谷家の血筋がそう言ってるわ」
梨子
「なんかテレビのキン肉マンの吉野屋の歌みたいですね」
聖美
「原作では80年」
「なか卯もうどんがおいしくていいのよ」
梨子
「そーいえばざるそばが始まる季節ですね」
聖美
「冷えてておいしい」
受付嬢
「さて、お嬢さんお二人には、実際に体験していただくの が当エステの素晴らしさを知っていただくによいかと。お着替えはあちらで〜す」
燃恵
「(しかたないな〜)じゃ、ひなげし、お言葉に甘えよっか」
ひなげし
「……なんか凄い乗り気……」
燃恵
「う……あ、あんただってマッサージの話の時に目が光っ てたわよ! 見逃さないんだから」
ひなげし
「き、気のせいだよ(汗)」

  着替えてきた二人。白いビキニだ(笑)
  萌え萌えだ(笑)
燃恵
「……さって、バラモンの秘儀とやら、トリックを見破っ てやるわよ! ……どーしたの?」
ひなげし
「(燃恵ちゃんって……脱いだらすごい)」
燃恵
「にしても……変化に乏しいわね(ふっ)」
ひなげし
「(むっ) 燃恵ちゃん、ちょっとお腹出てきたんじゃない?」
燃恵
「……ふっ」
ひなげし
「……ふっ」
受付嬢
「準備できましたか? ではこちらに」

  ひなげしと燃恵は怪しげな祭壇がまつってある部屋に通される。
燃恵
「(怪しさ爆発ぅって感じ)」
ひなげし
「へぇー、エステってこんなんなんだ」
燃恵
「……」
受付嬢
「それではしばらくお待ち下さい」

  二人しばし待つのこと、
エステな人1
「おまたせ、」
エステな人2
「どうもぉ」
燃恵
「何なのこの人達、なんで白いマントなの」
ひなげし
「エステってこんなんなんだ」
燃恵
「あんた……」
エステな人1
「お若い人ですね、最近は多いんですよ」
エステな人2
「そうそう、中学生もよく来るようになったわ」
燃恵
「そうなんですか」
エステな人1
「そうなんです」
ひなげし
「でどうすれば良いんですか?」
エステな人2
「じゃ、そこのベットに横になって」
ひなげし
「ほーい」
エステな人1
「あなたも横になって下さい」
燃恵
「はぁ、」

  まずは軽くウォーミングアップ、
ひなげし
「うぎゃ」
燃恵
「うぅ」

  それではちょっと本格的に、
ひなげし
「あぁん、だめぇ」
燃恵
「そこはやめて……」

  それではもっと本格的に、
エステな人1
「お二人ともなかなかいい体をお持ちですわ」
エステな人2
「そうそう、あなた達ならきっとあの方もお喜びになる」
燃恵
「何を……きゃぁー」
ひなげし
「も、もえちゃ……わぁー」

  ベットが突然割れると、哀れ二人は真っ逆さまぁー。
  そのころ、後の三人は、
梨子
「でも、通の人は特盛りを食べて味を見るらしいですわ」
「そうなの?」
聖美
「ってさぁ、私たちここで牛屋の話をしに来てるわけじゃ ないようなぁ……」
「そうだっけかなぁ」
梨子
「そうですよ、早くここを調べないと」
「でもどうやって?」
梨子
「そうですね……あれ? あそこ何か変じゃありませんか?」

  梨子が指さした壁にはうっすらと筋目が入っていた。
聖美
「まさか、隠し扉だったりして」
梨子
「そんな馬鹿なこと……」
「あれ、この壁くるくる回るよ」

  一方その頃……。
燃恵
「あいたたた……ちょっとぉ! これもエステのウチなの?」
エステの人1
「え〜え、そーですとも」
エステの人2
「悠久のインドの大地へ特別にご招待ですわ……そー言え ば最近有給取ってませんわね」
エステの人1
「これが済んだらいくらでも取れますわ。ボーナスの査定 もばっちりですわ」
燃恵
「くっそー! こんな手にひっかかるとわ……ひなげし! あんたのせいよ!」
ひなげし
「きゅ〜」
燃恵
「……って、あんた大丈夫?」
ひなげし
「きゅ〜……足首が痛いの」
燃恵
「ちょっと見せてみなさい……はっ! これは……」
ひなげし
「足首が百八十度回ってるみたいな感じなの」
燃恵
「単なるねんざじゃい!」
ひなげし
「……病人怪我人はいたわってよ」
燃恵
「はいはい」

  さて聖美たちは
「妖しい壁。こーいうのには罠とわかってても行くのが正 義のヒロインの運命なのよ」
梨子
「で、ボスと御対面できるって寸法ですね。お約束ですけ ど、そーしないとテンポが悪いですからね」
聖美
「(無言で進入)」

  そこには、いかにもインドな妖しい像が
「妖しすぎる……ナイスだわっ」
梨子
「ここを探索すれば、事件の手がかりがつかめるわけです ね」
聖美
「……これ」
「相変わらず手が早いっ」
梨子
「あらあら……顧客リストみたいですね。 女の子ばっか り……って、当たり前ですけど」
聖美
「……これ」
「あーっ! これって、公園でUFOにさらわれた子じゃな い」
梨子
「誰もさらわれてませんよ」
「ううんっ、 このFBI特別捜査官みやこーにはわかってる の」
梨子
「昨日、Xファイル見ましたね」
聖美
「じゃーじーでびる」
梨子
「って言う話しはおいといて」
「そう、そう」
聖美
「なんか、私が悪いみたいじゃないの」
梨子
「別にそんなことは言ってないけど……」
「とにかく、もう少し調べてみましょうよ」

  そのころ、ピンチなお二人は
ひなげし
「えーい、この恨みはらさしてもらうからね」
燃恵
「だいたい、あんた達なんなのよ! いきなり私たちを落 としちゃって」
エステな人1
「ほっほっほ、まぁ、私どもが何も知らないと思ってます の」
エステな人2
「ほっほっほ、あまいですは、おおあま」
燃恵
「なんだと! このおばんが」
エステな人2
「なにおぉ、このガキが」
エステな人1
「あら、お口がわるくてよ。2の人」
エステな人2
「そうですたわ、1の人」
ひなげし
「この人達っていったい……」
燃恵
「ただの馬鹿かそれとも……、変態ね」
エステな人1
「何ですって、あの方が来るまで待っていようと思ってま したがやめですわ」
エステな人2
「そうですわね、1の人。こんなガキなんか合格しません わ」
ひなげし
「合格? なんなの」
エステな人1
「教えてあげれませんの」

  その言葉とほぼ同時にエステな人たちから泥の槍がひなげし達めがけて飛んでいった。
ひなげし
「げぇ、いきなり」
燃恵
「ひなげし、大丈夫?」
ひなげし
「足が痛いのに……」
燃恵
「我慢なさい」
エステな人2
「ほれ、ほれ、……」

  つぎつぎと飛び出す、泥の槍が壁を削っていく
燃恵
「チャーンス、あの薄くなった壁を破るわよ」
ひなげし
「うん」

  二人同時に壁に蹴りを入れる、崩れた壁が煙幕のように周りをおおっている。
エステな人達
「逃がすものか」

  壁を乗り越えていくエステな人たち、そこに待っていたのは……
ソレイユ
「じゃじゃーん、あんた達の悪事もこれで最後よ」
エステな人達
「何者!!」
フレイム
「聞いたが最後、覚悟しな!」
ウッド
「私たちこそ、究極の美少女法師」
アクア
「闇を払う正義の使者」
ゴールド
「五法の守りをうけたもの」
ソレイユ
「セーラーソレイユとその他一同よ!!」
その他一同
「おい!!」

決戦

フレイム
「名前間違えてるわよ」
ソイル
「はれ。ああ、ここエステだから、ソレイユと間違えちゃっ た。てへ」
アクア
「そんなの、エステに詳しくない読者さんにはわからない わね」
ウッド
「……」
ゴールド
「脚本書いた人が間違えたって噂もあります」
フレイム
「まあ、あとで脚本担当者をしばけば済む話。というわけ で! あんたたちもしばく!」
エステな人1
「あら、お元気なお嬢さんたちですわね」
エステな人2
「とってもおいしそうですわね。1の人」
エステな人1
「もうあなたってばいっつもそう。味のことしか頭にない んですから」
エステな人2
「あら、いざとなったら一番喜ぶのはあなたですのに」
ソイル
「人食い人種だったのね」
アクア
「……まっすぐな解釈ね。あたしは違う解釈なんだけど」
ゴールド
「それは聞きたいですわね」
フレイム
「なになに? なんの話?」
ウッド
「(聞きたいっていうジェスチャー)」
アクア
「(ぼそぼそ)」
ゴールド
「だ、大胆……」
フレイム
「おおおおお〜っ。 やっぱアクアって……」
ウッド
「……(少し赤面)」
ソイル
「ねーねー。なんの話ぃ? ねーねー」
フレイム
「あんたにゃまだ早い。それより、目的を見失うところだっ たわ。恐ろしい作戦ね」
エステな人1
「くすくす。この作戦を見破るとは、ただのお馬鹿さんじゃ ないようですわね」
エステな人2
「なら、次の作戦ですわ」
ソイル
「作戦?」
エステな人1
「遠くインドの大地で会得したこの技!」
エステな人2
「レインボーヨガヨガ!」
ゴールド
「な、なんですかぁ〜?」
エステな人1
「ふっふっふ〜! この七色の光線を受けた者は、秘めた 欲望の虜となるのですわ!」
エステな人2
「目を閉じても無駄ですわよ!」
アクア
「……甘い甘いあまーい! そんなもの丸ごとお返しした げるわっ! アクアリフレクションミラーっ」
ソイル
「やっと技が出来て幸せなのね」
エステな人1
「あーれー……お助け〜」
エステな人2
「あややややや〜っ」
アクア
「光線兵器なんて効果なしよっ」
エステな人1
「な〜んてね、ウソ☆」
エステな人2
「そんな弱点くらい克服済みですわよっ☆」
アクア
「ええ〜っ! ずる〜い!」
ゴールド
「ずるくはないと思います」
ウッド
「……」

  なんとなく使えないアクアであった(笑)
エステな人1
「ところで、なぜ効かないか想像つきます?」
ソイル
「……自分の技だから」
フレイム
「バカには効かない技だから」
ゴールド
「実は見かけ倒しだから」
ウッド
「……ちっ」
アクア
「欲望丸出しだから」
エステな人2
「ピンポンぴんぽーん☆」
エステな人1
「よーっくわかりましたわね」
アクア
「わからんほーがおかしい」
エステな人1
「ともかく、もう一回、食らえーぃ、ですわ」
エステな人2
「レインボーヨガヨガっ、ですの」
アクア
「効かないって言ったでしょ!」
エステな人2
「貴方にはね、ですわっ」
エステな人1
「他のお嬢さんたちはどーかしら、ですわ」
ソイル
「我命岩盤護」
フレイム
「フラッシュボム」
ウッド
「ウッド……ウッソー」
ゴールド
「シャイニングウォール」
エステな人1
「うそっ。全員防げるのぅ? ですわ」
エステな人2
「聞いてなーい、ですのぅ」
フレイム
「そんな底の浅い技で、あたしらが倒せるかぁ!」
ソイル
「そーそー」
アクア
「さて、今回は誰がやるの?」
ゴールド
「ローテーションで言えば、ウッドちゃんの番ですね」
ウッド
「……(うなずく)」
エステな人1
「ああっ、有給が……」
エステな人2
「酒池肉林が……」
ウッド
「……(メンチ切ってる)」
エステな人1
「ああっ、コワイわっ、コワイわ!」
エステな人2
「これだから育ちのわるい子は……はうっ(ウッドにしばか れる)」
ウッド
「……ウッド……メガデル(ぼそっ)」

  解説しよう!
  ウッド……メガデルっていうのは、相手の体にから植物の芽を出して、植物の養分にしてしまう、とーっても恐ろしい技なんだ! 
ウッド
「……これからは……地球に……しく……生き……」
ソイル
「そりゃ無理だと思うの……」
フレイム
「なんで?」
ソイル
「だって、ここ、床が土じゃないもん」
フレイム
「……ほっといたら枯れるなぁ」
アクア
「まあそれも良し」
ゴールド
「それは人権問題にひっかかります」
ソイル
「仕方ないなあ。フレイムちゃん。どっかに植えましょ」
フレイム
「なんであたしに言うんだよぅ」
ソイル
「だって……馬鹿……あいたっ」
フレイム
「もっぺん言ってみんかぁ……あたしが何だってぇ?」
ソイル
「な、なんでもないでふ」

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