夕刊風都は、狭間世界に存在する吹利県の地方新聞ということになっております。事件や行事などを新聞記事風に紹介することにより、TRPGのシナリオづくりのアイデア提供、事件の隠蔽工作の方法の紹介、吹利県のイメージ醸成などを行うことを狙っています。
太平洋戦争の開戦日を迎えて吹利文化学術研究都市西部の伊吹公園で開催された「97年戦争放棄平和祈念集会」は二万人の参加者を集め自衛隊反対、米軍基地撤廃のための行動推進を決議してデモ更新を行った。集会中の昼過ぎ1時には右翼団体と思われる旧日本陸軍の服装をした青年五名が乱入、抗議した学生を殴りつけ逃亡した。今のところ反抗団体は不明である。祈念集会の開催団体は吹利市平和市民連合、戦争に抗議する遺族の会、共産党吹利支部、仏道捨身会、など十二団体。
ありがちな真相は、死亡した旧軍兵士の霊の仕業である、ということになるでしょう。このように狭間世界のマスコミは、異常な事件であっても、可能な限り現実的な解釈を行い、真相を隠蔽しようとする傾向があります。
今月7日22時頃に吹利市本町の路上で、帰宅途中の会社員Aさん(26)がバイクから投げ棄てられた爆竹に襲わ転倒、全治一週間の怪我をした。バイクはそのまま走り去り、犯人の詳細は今回も不明のまま。
大型の黒いオートバイに乗った男が爆竹を投げる事件は届け出があるだけでこれで三件目。当社の独自調査によれば怪我をしなかったためとくに訴えでなかった事例を含めると21件が確認されており、いずれも人通りの少ない脇道を暗くなってから一人で歩いているところを襲われているという。
パトカーに向かって投げるところを見たという証言もあるが、警察側では巡回は強化しているもののそれらしい不審者は今のところ見つけていないとのこと。
シナリオトして使用する場合には、友人、もしくはPC自身が爆竹を投げつけられて調査を開始。爆竹男の正体と動機を探っていき、最終的には動機を解消するなり脅迫するなり抹消するなりして、事件を再発させないようにすることになるでしょう。
事件の真相には色々と考えられますが、通俗的には勉強が進まなくストレスのたまった受験生のしわざである、というのがありがちでしょうか。
霊現象としては、過去に暴走族同士の抗争で死亡したバイク乗り&バイクの霊であるというのがわりと良くあるパターンでしょうかね。
14日午後5時半頃、吹利県吹利市東本町二丁目の正隆寺(せいりょうじ)の本堂裏手で火があり、おりからの強風にあおられて重文の金堂が半焼した。本尊のは無事だったものの、吹利県指定文化財の八大竜王図(鎌倉前期)は消失した。
現場検証の結果、時限発火装置と思われる金属片が見つかっており、放火であるとの見方が強まっている。吹利県では放火と見られる火災が今月に入って五件に達しており、おり、吹利県警では巡回を強化している。
正隆寺は法華宗系の寺である……と想定しています。設定はそのうちにまとめてみますが、名前からして青竜となんらかの関係があるのでしょう。
青竜→皆上→水道局ラインから考えて、現在進行されている『霞ヶ池の影』における吹利の太古の湖である霞ヶ池の復活に絡んだ抗争の結果のひとつだと考えられます。
シナリオ的には、本当に消失したとは限らない八大竜王図の行方の調査・奪還、放火犯人の割り出し処分などを目的としたものが考えられます。
富川武雄氏(とみかわ・たけお=元宗教法人立志方正会会長)は17日午前3時20分、入院先の病院で脳梗塞で死去。73歳。葬儀・告別式は22日午前10時より吹利県吹利市東吹利三丁目の立志方正会吹利総本部で行われる。
富川武雄氏は1953年に帰国後、元軍人の互助組織として吹利立志会を設立。その後宗教に傾斜し宗教法人方正会(当時)に加入、方正会開祖の田村あきの死後に二代目会長に擁立され、吹利立志会と一体化して立志方正会と改名、百万人の会員を集めるまでに成長させた。
本年8月には心不全で倒れ、病状は一進一退を繰り返したものの会長を辞任していた。
典型的な呪詛合戦の敗者、ですね。
実際にシナリオなどで登場したことはほとんどありませんが、大規模宗教組織の長は正しく信仰系の異能を持っていれば強力な力を行使できるはずです。
八月に亡くなった彫刻家の笹次郎(まがき・じろう)の遺族と後援者により実家を改装して建設が進められていた佐見川美術館(吹利県葛城市東佐見川町)が本日竣工、落成式が行われた。一般公開は来年の1月1日より予定されている。
笹次郎は妻をモデルとして女性の生ける姿と魅力を描いた作品で広く知られたが、自宅には未公開の動物彫刻が多数あり、佐見川美術館でもまぼろしの動物彫刻を順次公開していく予定であるとのこと。
彫刻や絵画などには魂が宿るともいいます。生ける美術品がらみの話は、悲劇・喜劇・怪異譚・ホラーなど、多数の料理法がありますよね。
普通の美術品でも、盗難や背景的利用など、色々と使えると思います。
8月13日の失火と9月20日の爆発事故により工事が遅れていた、大手百貨店そごうの明神店(吹利県明神市明神駅北口)は、予定より二ヶ月遅れてようやく新装開店にこぎつけた。
明神そごうはJR・近鉄の明神駅ターミナルの複合ショッピング施設の主要構成要素として建造されており、関係者は近年伸び悩みを見せている明神市の活性化の起爆剤として期待している。
まあ、買い物シーンにつかわせるというのが普通の使い方でしょうか。工事が遅れた理由を考えると、シナリオが作成できそうですね。
23日午前6時半頃、吹利県霞郡霞村の新葛(にいかずら)公園にて、ジョギングをしていた近所の大学生により、女性のものと思われる左腕が発見された。今のところ女性の身元は確認されていない。
現場には血で書かれた文様が残されていたことから、警察では猟奇趣味を持つ人間の犯行とみて捜査を行っている。
冬至の祭儀と考えています。人身御供は古くから世界的に冬至祭で行われておりまして、基本的には古い太陽の死と新たなる太陽の誕生を祭り、新たなる太陽に力を補助するために生命(人間を含む動物)を費やすというもののようです。
霞ヶ池事件もほぼ一年、いまだ解決の糸口すら見えない状況で、古代の血の祭儀を行い新たなる太陽の力をもって封じようという動きもあるのでしょう。
24日夜にクリスマス祭の開かれていた真鶴公園にて、二本の桜が狂い咲きし、参加者に花を降らせた。気象台によれば今年の冬は例年よりもあたたかく、吹利盆地の気温は日によっては四月の陽気になることもあったためだろうとのこと。
ともあれ、イブの夜を楽しんでいた人々には自然がもたらした素晴らしいイベントになったようだ。
この時期に桜が舞ったこと自体は、桜姫の祝福でしょうね。誰を祝福したかは不明ですが、まあイブの会に集まった若い人々、と考えるのが妥当でしょう。このあたりを利用して冬の恋物語を絡めた話のクライマックスに、事件を持ってくるというのはひとつの利用法になるかと思います。
吹利の気温が部分的に高くなっているのは、霞ヶ池の影響だと思われます。古代の高温期の気象が、現在の気象に干渉しているというわけです。
26日未明から同日夕にかけ、吹利市内で民家や工場などで五件の火事が相次ぎ、二人が火傷などの怪我を負った。
同日午前三時頃、同市本町2丁目の無職梶本義男さん(78)方の民家から出火、木造2階建て住宅約90平方メートルを全焼し、梶本さんが顔などに軽いやけどを負った。火の気のない玄関先から出火していることから、吹利署では放火と見ている。
また、正午過ぎには、同市本町三丁目のプラスチック加工会社「株式会社ミシマ」(三島清二社長)の工場兼住居で、出入り口に積まれていたプラスチック材料が燃えた。出火当時、現場に火の気はなかった。
同市消防署によると、今年の年内火災発生件数は九百一件(昨年同期比二十件増)。年の瀬に来て、さらに増加傾向にある。
火事は異常事件の証拠隠滅の常套手段ですね。死亡にせよなんにせよ、異常な原因・過程で殺害されたという証拠が燃えてしまえばどうにもならないわけですし。
ほかにも、発火能力者がらみの話、たとえば制御が未熟な発現したての能力者に絡めたりするのも美味しいでしょうね。
逆に、狭間世界には消防庁特殊火災局なる部署もありますから、霊的・超常的な原因により通常の消火ができないような事件に出動するという話も可能です。
吹利市の近鉄吹利レジャーランド内にある水族館に1月4日、来年の干支の寅(トラ)にちなんだ名前の魚が大集合する。
お目見えするのはトラザメ、タイガーボディアなど「トラ」「タイガー」などを名前の一部に持つ魚二十八種。2月15日までの開催。問い合わせは同館まで。
デートスポットに使うも良し、魚の中に異常な存在が紛れていたことにして処理する話にするも良し……ですかね。