エピソード451『春眠到来』


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エピソード451『春眠到来』

春。午後二時前。瑞鶴にて。

花澄
「……はふ。(眠いなあ……)」

  学校が始まると、やはり昼間の客は少なくなる。
花澄
「(天気いいし、あったかいし、昨日夜更かしして『図書 館の死体』読んじゃったし)……眠い……」

  ぱっこん。
花澄
「お兄……店長、何も急に叩かなくても」
店長
「いくら暇だからって、レジの前で寝る奴があるか」
花澄
「まだ寝てないです(上目遣い)」
店長
「『まだ』だから、予防しといたんだ」
花澄
「で、歯医者さんは二時半から?」
店長
「うん。ただ少し早めに来いって言うから、いってくる」
花澄
「はい、行ってらっしゃい」
店長
「……寝るなよ」
花澄
「はいはい」

  とは、いえ。
花澄
「……はふ。(駄目だ、眠気の波がくる……)」

  どんぶらこ、と押し寄せる眠気の波に、完全に負けている花澄である。
花澄
「ええと……(中空に向かって) 店長が帰ってくるか、泥 棒が来るか、15分経つかしたら起こしてね」

  こてん。(だからレジの前で寝るなと……)
  しかし、眠気に負けていた花澄は、『お客さんが来たら』という一項を見事に抜かしていたのである。(来ない、と信じていた節もある)……が。
琢磨呂
「おやじさん、航空ファン入荷した……あれ」
花澄
「くー……(熟睡)」
琢磨呂
「……熟睡してるな(呆)」

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