エピソード444『1足500円』


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エピソード444『1足500円』

御影
「げ……、やられた……」

  ひさしぶりの、遅い土曜の朝のことである。
  御影の視線の先には、飼猫のゲロにまみれたスニーカーが……。
御影
「……洗うか。天気いいし」

  庭先で靴を洗う御影。
御影
「(ごしごしごしごし)
 しかし、よりによってお気に入りのアップテンポに吐く か……。ご丁寧に外側だけでなくて、中にまで吐いてるしなぁ」
妹1号
「おにーちゃんおにーちゃん、わたしのも洗って」
父親
「終わったらわしの靴磨いといて」
御影
「自分でしなさい」
妹1号
「これからおとーさんと出かけるから。帰ってくるまでに やっといてな〜(てってけて〜)」
御影
「ちょっと待てぇっ!」

  しばらくして、妹2号が外出から帰ってくる。
妹2号
「……おにーちゃん、なにそれ」
御影
「(靴を磨きながら) 見てのとおり」

  段ボールの切れ端にマジックで書かれた文字いわく、
段ボール
「靴洗い、靴磨き、1足500円」
妹2号
「今月苦しいの?」
御影
「違うっ」

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